コロナ禍の欧州へ 事務局・古木の訪問記(その1)

古木修治|EU・ジャパンフェスト事務局長

7~8月の2週間、欧州を訪問した。驚き、感動の連続であった。
日本より、はるかに感染が広がる欧州。多くの国々が、日本からの入国を拒否した中、今回は、クロアチアとセルビアを訪問することができた。何回かに分けて、レポートしたい。

長い間のロックダウンが続いた欧州だが、各国は、芸術文化に対し、感染拡大の初期から、中長期の視点で、極めて戦略的、合理的に
迅速に対応策を講じていた。6月半ばからは、欧州感染防止と経済再開、いわゆるブレーキとアクセルを踏みながらの前進を始めていた。

私達のパートナーである欧州文化首都ではなにが起こっているのだろうか?リモートだけの情報では、実感がなく、伝わってこない。現状を何としてでも、知りたい。今後の連帯を目指し、私は欧州行きを決心した。
とはいえ、今年の欧州文化首都開催国のうち、アイルランドは日本からの入国が許されていなかった。条件があるもののクロアチアそして来年の開催国のセルビアが可能と知り、準備を始めた。

現地側は、パンデミックのなかで、よく決心してくれたと大歓迎のメールをくれた。入国条件のPCR検査の 陰性証明書を急遽、都内のクリニックで発行してもらい、現地からの招聘状をそろえて、いよいよ出発準備が整った。

 

※コロナ禍の欧州へ 事務局・古木の訪問記(その2) 近日掲載