制約と実験、そして出会いを通してうまれる新たな作品アイディア

メディアアートと実験的なテクノロジーのためのプラットフォームである「subnet」は、毎年、ザルツブルグ大学のヒューマンコンピュータインタラクション・センター所属の研究員とアーティストが協働するアーティスト・イン・レジデンス「subnetAIR」を実施しています。本年度のレジンデンスには、ポーランド・ヴロツワフでのメディアアートビエンナーレＷＲＯにも参加したアーティストのノガミカツキ氏が参加。期間中にはアーティストからコンピューター・プログラマーまで、多様な参加者を「鍛冶屋」と位置づけたSchmiede（鍛冶場）フェスティバルも開催されました。ノガミ氏は３Ｄビデオを活用した作品「スキン・レコード」を発表。ＶＲゴーグルを通して、作品が設置されたエレベーターや都市風景と読み込まれたノガミ氏の「顔」が混ざり合う映像作品は、現実の形式と非現実な要素が絡みあい、子どもを中心に多くの来場者を楽しませました。ネットワーキングセッションも充実していた本レジデンスを通して、ノガミ氏は国外での活動にさらなる意欲を示しています。

 

日程: 2021年9月6日~27日
会場: シュミ―デ・ハライン/ペルナーインゼル島（オーストリア、ハライン）
アーティスト:ノガミカツキ

 

1) subnetAIR: Meet the artist（アーティスト・トーク）
日程: 2021年9月26日~2021年9月26日
会場: シュミ―デ・ハライン/アルテ・サリン（オーストリア、ハライン）
アーティスト: ノガミカツキ、ノラ・ヤコブス、マルガレーテ・マイヤーホーファー＝リシュカ