自然との対話、そして地元との協働から生まれたアート作品

プリモリエ＝ゴルスキ・コタール郡に属する27の自治体でプログラムを展開する、欧州文化首都リエカ2020のフラッグシップ・プログラム「27 Neighborhoods」。各自治体の歴史や文化遺産・習慣に基づいたフェスティバルの開催やアーティストとの協働プロジェクトが実施されています。ブナの森と80年以上続く図書室をもつゴルニィ・クティ村では、日本人アーティスト佐藤亜希子氏がプロジェクトに参加しました。地元の人々とのコミュニケーション、フィールド・リサーチを経て、1887年から使用されている井戸へのインスタレーションと本棚を制作。作品は日本語の「ブナ」と井戸を意味するクロアチア語の「Bunar」を掛け合わせて「Buna Bunar」と名付けられました。8月7日には、ゴルニィ・クティ村にて協働する他のプロジェクトのプレゼンテーションをともなう「Happy Village Kuti」が開催。井戸のインスタレーション「Buna Bunar」のお披露目にも多くの人が集まり、地元紙でも大きく取り上げられました。

 

プレゼンテーション
日程：2020年8月7日～22日
会場：ゴルニィ・クティ村（クロアチア）
アーティスト：佐藤亜希子

 

アーティスト・イン・レジデンス
日程：2020年1月14日～3月12日
会場：ゴルニィ・クティ村、その他複数個所（クロアチア）
アーティスト：佐藤亜希子