
入船亭扇辰 落語

プルゼニ2015

伝統文化
グローバルに活動が始まった日本の「落語」
リガ(ラトビア)、ストックホルム(スウェーデン)、トリーア(ドイツ)と、落語家・入船亭扇辰の欧州ツアーの一環として開催されたプルゼニ公演。落語は一人の語り手が全ての役を演じ、扇、手ぬぐい巧みに操り、語りの中で多彩な世界を表現します。200年という長い積み重ねの上に立つ落語について、公演前には短い例をまじえてその技巧に関するレクチャーが行われました。この伝統ある文化をより身近に感じてもらうために、公演の際には、チェコ語字幕も使用されました。入船亭扇辰氏の熟練したパフォーマンス、そして今回のツアーのリーダーを務めたぺトル・ホリー氏による丁寧な翻訳とスタッフのチームワークにより、各公演は、大きな反響を呼び、連日、会場は大きな笑いに包まれました。特に、プルゼニでは欧州ツアー中、初めてスタンディング・オベーションが贈られ、また次回公演を期待する声も挙がるなど、欧州、文化首都を契機として落語への関心がますます高まる機会となりました。
日程:
2015年6月8日
会場:
Mestanska beseda – Jonas Theatre
アーティスト:
入船亭扇辰(落語) 入船亭小辰(三味線)
