歌が育む青少年たちの友情と未来

国際青少年音楽祭は、欧州文化首都を契機に2004年に始まった青少年のための音楽プログラム。次世代を担う青少年の育成を願い、これまでも各欧州文化首都の協力を得ながら、日欧の合唱団が共に音楽祭を作り上げてきました。

今年はベルギー・モンスが欧州文化首都になったことから、ベルギー・リトル・シンガーズ（ワロン地方）、カンターテ・ドミノ少年合唱団（フランダース地方）、そして児童合唱団ピッコロ（日本）の合同コンサートが実現しました。事前に、指揮者の益子務氏、フランダースセンターのカトリッセ館長がモンスに赴き、現地主催者と共に滞在スケジュールからコンサートプログラムまで入念な準備を重ね、本番を迎えました。また初の海外遠征となるピッコロの団員は、現地でホームステイも経験。初日はフライトが遅れたため深夜の到着であったにも関わらず、各家庭で温かい歓迎を受けたこと、言葉は違っても、相手を思いやる気持ちや挨拶、笑顔が団員にとって大きな励ましとなりました。満員の聴衆であふれたコンサートのフィナーレには、3団体が合同合唱も披露。フランドル語、フランス語、そして日本語という異なる背景をもつ子供たちが一つの「音楽」を創り上げる喜びを共有できたことは、大きな自信につながったと共に、将来に活かされていく貴重な経験になったと確信します。

日程：

2015年9月16日~22日

場所：

アールスト、モンス（ベルギー）

参加団体：

児童コーラス ピッコロ（日本） ベルギー王立カンターテ・ドミノ少年合唱団（アールスト） http://www.cantatedomino.com/ Les Petits Chanteurs de Belgique （モンス） http://www.lespetitschanteursdebelgique.be/

プログラム：