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[Vol.114] [#KeepgoingTOGETHER Vol. 1] 橘上 – NO TEXT IN Kichi

橘上

詩人

1.オンライン配信を実施しての所感

 通常はお客さんが会場にいる状態で即興朗読をしていますが、今回は無観客でした(オンラインで見ているお客さんはいますが)。新型コロナウイルスによる感染を防ぐためです。 
 いつもはお客さんからの笑い声などの反応を受けて、朗読する内容が変わりますが、今回はそれがないため、より内省的な内容になりました。自己とより深く向き合う中で詩をつくる、というような意味合いが強まったとおもいます。いつもやっていることを無観客配信という違うカタチで届けることで表現の可能性が広がったと感じています。自己と徹底して向き合う姿を配信することで、見ている人に「自己とは?」「言葉とは?」と問いかける内容になったように考えています。

 

2.オンライン配信で得た成果と課題

 成果としては、三点あります。 
 一つはあまり詩に触れることがない人に見てもらえたこと、普段より多くの人にみてもらえたことです(詩の朗読イベントに来る人は多くて数十人です)。また今回の配信はアーカイヴを残すので、気に入った人は繰り返し見ることが可能です。見た人により深く作品について考えてもらうことが可能です。
 二つ目は、コロナウイルスの影響で表現規制が強まる中、表現者としてできることを示せたことです。表現することをやめるのでなく、この状況だからこそできることを発信できたということです。表現者が新たな発信をすることで、自粛ムードに沈みがちな世間にも緩やかな変化を与えられたら嬉しいです。
 三つめは、上にも書きましたが、通常とは違う状況でパフォーマンスをしたので、表現の可能性が広がった、作品そのものに新たな発見ができたこと。
 課題としては二点あげられます。一つは慣れない配信だったのでURLの設定が遅れたこと。それにより見ている人を混乱させたこと(EUジャパンフェストの皆様にフォローしていただきました。ありがとうございました)。二つ目は、NO TEXTという新しいフォーマットなのでまだ、一般的になじみのないものだった、これから世間やアート/カルチャーに興味がある人に知ってもらう必要がると感じました。

 

3.今後の活動におけるオンライン配信の活用や展開について

 上記の通り、オンラインでの配信は、作品の表現を広げる可能性を秘めています。継続的に活動することで表現に磨きをかけたいです。 
 また、コロナウイルスの蔓延の可能性があるという日常が変質している状況下、芸術表現もそれに対応することが求められています。ライヴや劇場に通うという日常が奪われたのなら、代わりにパフォーマンスをオンラインで見れるという日常をつくりたいです。
 また、課題であげたURLの設定の遅れや、パフォーマンスそのものの知名度の問題も継続的に活動することで解決できそうです。
 以上のことを踏まえて今後も配信による表現活動は続けていきたいです。
 時期やペースや内容は、状況を見て判断していきたいです。

 

<プログラム>

橘上 NO TEXT IN Kichi

  • 実施日:2020年4月4日
  • 内容:詩人・橘上が即興で詩を読む。即興詩のライヴ配信 
  • 告知方法、使用した広報ツール:Facebook、Twitter、LINE 
  • 使用した配信ツール:YouTube
  • 視聴者の反応を得るために工夫した点
    会場となったカフェ(Café&Bar KICHI)と提携してカフェのお客さんにも配信を見てもらうようにした。またカフェのドリンクをパフォーマンスに組み込み、場の臨場感と、場に親しみが持てるようにしました。
  • 視聴回数:202回(4月5日現在)

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