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欧州文化首都における日本関連プログラムを支援しています

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[Vol.191] [#KeepgoingTOGETHER] Vol. 35 35日間の旅 / あなたの想い、あの人へ!

加藤かおり

現代アート作家

1.オンライン配信を実施しての所感 【第1弾、第2弾両方】

・ これまで自身が行ったオンライン配信は、展覧会などの告知程度で、今回のように準備から告知、公開までの全てをオンラインで実施することは初の取組でした。
・ 今回は、活動アーカイブ写真をSNSに投稿する、ワークショップ動画を制作し公開するなど、シンプルな内容でした。
・ 配信写真の選定は、過去の活動や作品を振り返る、よい機会となりました。
・ これからの時代、オンラインでの配信は個々の活動内容を問わず、メジャーな方法になりつつあると感じています。今後の活動広報や公開方法について模索する貴重な機会になりました。
・ 多くのアーティストによる”Keep going TOGETHER”を拝見することで、自身の活動を俯瞰できました。

2. オンライン配信で得た成果と課題 【主に第2弾】

【得た成果】
・ Instagramでは、新しいフォロワーを毎日数人程度ですが、獲得することができました。
・ 欧州文化首都関連の方々に改めて自身の活動を紹介することができました。
・ YouTubeの便利機能(例えば公開の予約設定機能)について、学ぶことができました。また、他のアーティストさんのやり方を参考にすることで、オンライン配信への知識が増えました。
・ 過去に欧州文化首都に参加された日本人アーティストを知り、どのように活動されているか学ぶ貴重な機会となりました。
【課題】
・ ビジュアルアートや工芸など、もともとパフォーマンス要素が少ないアート分野の作家にとって、オンラインで表現・配信することは新しい試みであり、配信方法の幅を広げるための模索を続ける必要があると考えます。
・ 多くの有名人やミュージシャン、ダンサーが世界中でライブ配信するようになり、オンラインコンテンツを見てもらうハードルが一気に高くなったように思えます。これまでなら反響を得ていた動画でも、人目に触れてもらう機会が減ってきているようで、今後は新規の閲覧者やフォロワーを獲得するための「インパクト」が求められると考えます。

3. オンライン配信準備に要した時間、人数、環境 【主に第2弾】

【時間】 約2週間。 
① どのような方向性で動画を作成するか検討。
② 撮影者と打合せ(約1時間)し、撮影場所とスケジュールを調整。
③ 1日がかりで必要シーンを撮影。
④ 約1.5週間かけて 動画の編集や微調整を行い、公開に臨んだ。
【人数】 全体で3人。
【環境】 海(活動拠点から50km先)
      PC、ボイスレコーダ、ドローン、ビデオなど。 イメージに合ったものを撮影するには十分な環境で行うことができました。

4. オンライン配信準備で苦労した点・工夫した点 【主に第2弾】

【苦労した点】
オンライン配信が初めての試みであったため、動画の長さやコンテンツのスピード、プログラム構成など、何を基準に組み立てたらよいか常に手探りで、良し悪しの判断にも時間を要しました。 また、どの曜日、時間に配信することがより多くの視聴者を得られるかが掴めませんでした。

【工夫した点】
・“大変な状況にある欧州へのエールを込めて”というコンセプトに軸を置き、幅広い年齢層の視聴者が参加できるワークショップ型のプログラムを企画しました。
・ 「多くの人が参加しやすい」、「難しすぎない内容」となるよう考慮しました。
・ 映像を見るだけでも内容が伝わるよう、見やすさやシーンの順番を工夫しました。
・ 多くの人にご覧いただけるよう、Facebookやインスタグラムでも動画をYouTube リンクとともに公開しました。また、個々にメールを送り、動画拡散の協力を呼びかけました。
・ スマートフォンやタブレットでも見やすいよう、画面比は正方形で作成しました。
・ 海外では、正方形の紙があまりないため、身近で手に入るA4サイズの紙で作成できるものを選定しました。

5. 今後のご活動におけるオンライン配信の活用や展開について 【主に第1弾】

今回は、過去の活動アーカイブ写真の中でも特に欧州文化首都関連の内容を紹介させていただきました。
他にも試験的に制作した作品や、公開していない過去の展覧会写真も多くありますので、そうした写真を新しい作品と交えながら継続的に公開していきたいです。また、「どのように制作しているか見てみたい」というご意見をよくいただくので、完成作品だけでなく、制作過程を紹介するような映像配信も検討していきたいです。

6. その他 オンライン配信への提言やご意見 【第1弾、第2弾両方】

プロジェクトの申請当初は、撮影の技術がなく、実際どのように活動したらよいか、全く見えない状況でした。そんな中、EU-JAPANフェスト日本委員会様、特に広報をご担当いただいた小池さまから丁寧なアドバイスをいただき、充実した形でプログラムに参加させていただけましたことに感謝申し上げます。
プロジェクト申請後、敏速なご対応と資金支援を賜り、動画撮影や映像をより良い形で制作することが叶いました。
昨今の状況で、美術展覧会の中止またはキャンセルが相次ぎ、制作のモチベーションを保つことが難しくなっていたなか、このような企画に参加させていただいたことで、継続的な活動への貴重な機会になっただけでなく、小さな行動でも「続ける」ことが、如何に重要であるかを再確認できました。
今回の経験で、「行動することは考えることよりも何かを生み出す」ことを実感しました。今後も自分なり工夫しながら精力的に活動していきたいと思います。 この度は本当にありがとうございます。

<配信プログラム>

第1弾 35日間の旅
第2弾 あなたの想い、あの人へ!

  • 実施日:2020年5月24日(日)~6月30日(火)/ 2020年5月31日(日)
  • 内容:
    第1弾:過去の欧州文化首都参加時(2014年Riga, 2019年Matera)の活動アーカイブ写真を1日1枚、計35日間にわたり
    InstagramとFacebookで紹介。
    第2弾:参加型のワークショップ動画を作成、Youtubedeで配信
  • 告知方法、使用した広報ツール:
    【第1弾】
    Facebook→ https://www.facebook.com/kaori.visualart/
    Instagram→kaori_kato_artist
    Messenger  ※Individual message
  • 使用した配信ツール:
    【第2弾】
    Youtube Channel→https://www.youtube.com/channel/UCnVvzsgsxvFgvpDrJLSyh5Q
    Facebook→https://www.facebook.com/kaori.visualart/
  • 視聴者の反応を得るために工夫した点:
    【第1弾】
    紹介内容が重複しすぎないよう、作品やワークショップ時の様子など、さまざまなシーンから写真を選定した。また、成果を表すものばかりでなく、制作過程を紹介する内容も盛り込んだ。

    【第2弾】
    ・動画のカバーイメージは、より注目が集まりやすいと考えられる赤や黄色など、ビビッド系の色味のシーンを選択しました。
    ・ワークショップ動画については、編集の段階で内容を全く知らない知人らに見てもらい、
    分かりにくいと思われる箇所を話し合いました。

    第1弾、第2弾では、関連ハッシュタグに加え、トレンドワード(例:おうちで美術鑑賞、Stayhome)なども盛り込み、公開範囲が固定されすぎないよう、いろいろなタグをリサーチし、取り入れた。

  • 視聴者数:
    【第1弾】
    Instagram 654人(総合計) 1週間単位のプロフィール閲覧者数70-100人
    Facebook Pageへのいいね!199人、Follower 207人(総合計)
    1週間のReach 数:993人、Engagements数: 170人(最も高い週)
          
    【第2弾】
    再生回数209人(2020年7月7日までの総合計)

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