欧州文化首都における日本関連プログラムを支援しています

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事務局だより

2019/07/17

作家公募:ノヴィ・サド(セルビア)とペーチ(ハンガリー)でのAiRプログラム

ノヴィ・サド2021財団(セルビア)の ‘Plants AiR’プログラムでは、 Verartis Nonprofit Ltd.(ハンガリー・ペーチ)およびEU・ジャパンフェスト日本委員会(日本・東京)の協力のもと、本プログラムに参加する作家を募集しています。

ノヴィ・サド2021のHP(英語)はこちら
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欧州文化首都ノヴィ・サド2021と Verartis Nonprofit Ltd.(2010年の欧州文化首都開催都市・ペーチ )は、ノヴィ・サドとペーチの2都市で各2週間の滞在制作を行う作家を募集します。滞在期間中、作家は下記の1) 2)について作品制作を行うことが求められます。
実施期間:2019年11月1日~30日

1)ノヴィ・サド(セルビア)
ノヴィ・サドの人々、都市の景観、風景、生活様式、リズム、現代的なアイデアなどを表現した短い文学作品を制作すること。形式は自由で、物語、詩、エッセイ、短編劇なども可。作品は滞在期間内に仕上げる必要はありませんが、レジデンス期間終了後3ヶ月以内に完成することが求められます。制作された文学作品は、レジデンス作品集の一つとして2021年に出版される予定です。

2)ペーチ(ハンガリー)
「ペーチ作家プログラム」に参加した過去の全ての作家が執筆者として名を連ねる、「ペーチ日記」へエントリーすること。

★参加者は、地元の文学や芸術の現場にも触れる機会があります。


<現地負担>

1)航空費
2)ノヴィ・サドでの宿泊費(市内中心部に宿泊)
3)ノヴィ・サド: 300 EURを支給(2週間分)
4)ペーチでの宿泊費(市内中心部に宿泊)
5)ペーチ:300 EURを支給(2週間分)
6)ノヴィ・サド-ペーチ間の交通費(ブダペスト経由)   
 

ノヴィ・サド市について

ノヴィ・サドは、セルビア文化の中心地として認識されてきました。 スレムスキ・カルロヴィッチの近隣に位置する歴史的な都市で、18~19世紀にかけて、セルビア文化の保存と定義づけにおいて重要な役割を果たしましたため、「セルビア人のアテネ」という呼称を誇っています。

1960~70年代には、新しい表現形式を求めるネオ・アバンギャルドやパンク/ロックの最前線の地でもありました。激動の20世紀終盤に勃発したユーゴスラビア戦争とNATOによる爆撃の結果、ノヴィ・サドは街の象徴たるドナウ川の橋を失いました。戦争によってクロアチアやボスニアから多数の難民が押し寄せた結果、都市の景観と人口統計はがらりと変わりました。

21世紀最初の20年に先駆けて、ノヴィ・サド市は、2019年には欧州青少年文化都市、そして2021年には欧州文化首都に制定されています。ドナウ川にかかる橋は復興されましたが、私たちはヨーロッパへの文化的な橋を再建し、ノヴィ・サドについての新しい物語を語り継ぐ努力の只中にあります。本プログラムでは、ノヴィ・サドの新しい物語を発展させる手助けしてくださる日本からの作家を歓迎いたします!

ペーチ市について

ペーチは、クロアチアとの国境に近く、南西にあるメクセク山脈の斜面に位置するハンガリー第五の都市です。かつてケルト人とパンノニ部族が住んでいた地域で、2世紀初頭にローマ人によって設立されました。 4世紀までにはヴァレリア州の州都となり、初期のキリスト教の中心地として繁栄しました。当時のキリスト教の墓地遺跡は、2000年12月にユネスコの世界遺産に登録されています。また、セーチェーニ広場のモスクに象徴されるように、150年にわたるオスマン帝国による支配の間に建造された豊かな遺産でも知られています。

歴史的には多民族の街で、二千年の歴史を経て多文化的の層が積み重なり、異なる多様な価値観が同居しています。 1998年、少数民族の文化を維持したこと、ユーゴスラビア戦争の難民に対する寛容で援助的な態度が評価され、ユネスコ平和賞を与えられました。

2010年に、ペーチ市はエッセン(ドイツ)とイスタンブール(トルコ)と共に、欧州文化首都に選ばれました。街のモットーは「ボーダレスシティ」。欧州文化首都のタイトル獲得をきっかけとして町は発展を遂げ、公共スペースや通り道、広場や近隣、文化センター、コンサートホール、図書館や文化地区など、街中の至る場所が新たに生まれ変わりました。

「ペーチ作家プログラム」は、2007年に設立。レジデンス作家は「ペーチ日記」を書くために特別な“宿題”を課されます。ブログ(https://pecswritersprogram.blog.hu/)では、これまでに制作されたオリジナル版とハンガリー語版の作品をご覧いただけます。


<応募条件>
-日本在住の作家(国籍不問)、またはヨーロッパ在住の日本人作家
-業績および出版作品を記載したCV(4ページ以内)で送付すること。
-モチベーションレター(250〜350語)を送付すること。
-好奇心を持って地域社会やアートの現場の視察にあたること。
-英語でのコミュニケーションが可能であること。

締切り:申請書(CVとモチベーションレター)は、8月16日(金)午前0時(中央ヨーロッパ時間)までに下記のアドレスに提出してください。
宛先:plantsair@ns2021.rs

公募の詳細については、plantsair @ ns2021.rs(現地セルビア)にお問い合わせください。

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