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TOPページ >> プログラム >> 第11回 EU・ジャパンフェスト >> 金沢舞踏館グラーツ公演及びワークショップ


グローバリゼーションの進行する中、芸術文化、精神文化の創造的活動を支援する。

実施報告

"ダンス"は何ができるのか?
金沢舞踏館グラーツ公演及びワークショップ
 

舞踏パフォーマンスグループの「金沢舞踏館」は、1999年にオーストリア・シュタイヤマルク文化振興財団より招聘を受けて以来、継続してグラーツにおける国際ダンスフェスティバルに参加しています。本年も欧州文化首都グラーツ2003の一環として公演とワークショップを実施。今公演は地元での注目が非常に高く、当日会場に入りきれずビデオでの鑑賞や、やむなく帰る人の姿も少なくありませんでした。今事業が、グラーツにおける舞踏の普及や、現地アーティスト・芸術振興団体と金沢舞踏館の更なるネットワークの強化に繋がってゆくことが期待されます。



金沢舞踏館


1976年に師である土方巽の暗黒舞踏派・白桃房から独立した山本萌が中心となり活動を開始。以来、金沢を中心に前衛舞踊と言われた「舞踏」の活動を展開する。80年代からは積極的に日本各地や海外公演を実施。


演金沢舞踏館・スタッフ:
山本萌(舞踏手、ワークショップ講師)
白榊ケイ(舞踏手、ワークショップ助手)
山本瑠衣(音響)
鈴木光子(通訳、ツアーマネージャー)


舞踏公演「記憶の海」
日程:2003年7月15日
会場:
グラーツ芸術大学演劇学校パレス劇場
観客数:
270名(ホールビデオでの鑑賞者も含む)
演目内容:
脚色されることなく、記憶の海で漂い、日々散ってゆく記憶たち。自画像とはそのような、救われない記憶の断片を材料にして描く絵のことである。見知らぬ自分の顔との出会い。そのようにして踊りを創ってみたら、どうなるか?


地元紙のレビュー(一部を抜粋)
「記憶の深淵で 〜日本の舞踏との感銘深い邂逅」
死と向き合うことで、記憶はより鮮明になる。「記憶の海」において、舞踏家山本萌と白榊ケイは、死の床からスローモーションで徐々に生へと目覚めてゆく。あたかも他者に操られ、亡霊のごとく白く塗りたくられたマリオネットのように、両者はごつごつした存在を反映しつつも、ごく稀に調和と繊細のしなやかさが語られる。踏み鳴らし、内なるものを外部へと向かわせる<暗黒の舞踏>(『ブトー』のドイツ語的解釈)の中で、機械・動物・草花に対する意識の連想が芽生えだす。60年代に起こった日本の表現舞踏との更なる感銘深い邂逅。
2人の優れた舞踏芸術家は、自らの身振りや動きの正確な演技に対して熱狂的な喝さいをうけた。
(KlineZeitung紙 2003年7月17日 文:エリーザベト・ヴィルグルーバー・シュピッツ)


ワークショップ
日時:2003年7月7日〜19日
会場:グラーツ芸術大学演劇学校
受講者:32名
内容:
作舞に必要な基礎的なことを学ぶ。受講者たちは修得した舞踏譜(各動き)で15分の小品を作り、ワークショップ最終日には200人ほどの観客を前に発表を行った。


グラーツ国際ダンスフェスティバル
Ursula Gigler-Caustorerによって1992年に設立された非営利民間団体Internationale Buhnenwerkstatt Graz (グラーツ国際舞台芸術研究所)が主催するフェスティバル。毎年7月に約2週間わたり開催され、今年で12回目を数える。ダンスカンパニーやダンサーの為のプラットフォームとして、創造プロセスに互いの相互作用が経験できるよう、また、指導法の交換や、ダンサーや生徒と先生が身体的、理論的、哲学レベルでコミュニケーションを図る事を目指す。

主催:グラーツ国際舞台研究所・欧州文化首都グラーツ2003
協力:EU・ジャパンフェスト日本委員会

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