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TOPページ >> プログラム >> 第11回 EU・ジャパンフェスト >> 文学「The Skies of Europe 空の中にあるもの


グローバリゼーションの進行する中、芸術文化、精神文化の創造的活動を支援する。

実施報告

在ヨーロッパ作家によるヨーロッパ紀行/空に国境なんて無い
文学「The Skies of Europe 空の中にあるもの」
 

ヨーロッパって何だろう?
2003年欧州文化首都に任命されたグラーツはこの途方も無く壮大な問いに答えるべく、文学による考察に果敢に取り組みました。


ヨーロッパ域内での移動、そしてヨーロッパ域外からの移入と、ヨーロッパ住人の顔ぶれは多様化しています。今回プロジェクトに参加したのは、出生地を離れ、執筆活動の場としてヨーロッパに留まる13名の作家です。その選択の住処ゆえに生ずる「ヨーロッパ」との適度な距離と冴えた知見をもって、作家たちがそれぞれヨーロッパを背景にエッセイを執筆し、グラーツにて朗読会を開催しました。

在ドイツの多和田葉子氏も13作家の一人として参加。夕刻から開始された朗読会には80人ほどが集まり、落とされた照明のもと、多和田氏は時に笑いを誘いつつ、繊細だが力のある文章で聴衆を魅了しました。13の異なるエッセイで垣間見るヨーロッパの姿たちは、読者にその存在を考察させるヒントを与えました。


日程(朗読会):2003年6月13日・14日
会場:
Literaturhaus グラーツ


参加作家:
多和田葉子、Alfred Kolleritsch, Ilma Rakusa, John Wray, Eric-Emmanuel Schmitt, Emine Sevgi Ozdamar, Ismail Kadare, Claudio Magris, Belen Gopegui, Herta Muller, Maria Rybakova, Joseph Zoderer, Urs Widmer
※各稿は「Es liegt was in der Luft. Die Himmel Europas」(Droschl-Verlag Graz/Wien社出版)として一冊の本にまとめられています。

多和田葉子(たわだ・ようこ)

1960年東京都生まれ 82年早稲田大学文学部ロシア文学科卒業後、ハンブルグ市(ドイツ)にあるドイツ語書籍輸出取次ぎ会社に入社。87年から日独語の詩集や短編小説を発表し始める。2000年チューリッヒ大学にてドイツ文学博士号取得。91年「かかとを失くして」で群像新人賞、93年「犬婿入り」で芥川賞、2002年「球形時間」でBunkamura ドゥ マゴ文学賞、2003年「容疑者の夜行列車」で谷崎潤一郎賞受賞など、独特の感性で綴られるストーリーと文体で日本でも高い評価を得る。ドイツをはじめオーストリア・スイスなどで精力的に文学講座や朗読会に参加し、ドイツ語での文学活動を展開する。www.tawada.com


主催:欧州文化首都グラーツ2003
協力:EU・ジャパンフェスト日本委員会

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