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詳細案内

steirischer herbst 2005
グラーツ・シティ・オペラ「OPERA / WORKS」
 アクト7:声楽−オーケストラ−台本−プロット−舞台背景−座席−聴衆
映画プロジェクト「Evergreen and the Modern」

 

「Evergreen and the Modern」工藤雪香
「Evergreen and the Modern」工藤雪香

オペラを形作る7つの芸術


「steirischer herbst(シュタイヤーマルクの秋)」とは、オーストリア・シュタイヤーマルク州の州都、グラーツで毎年開催されている新しいアートのためのフェスティバル。本年は「City(都市)」をテーマに演劇、音楽、建築、文学、視覚芸術など様々なジャンルにおけるプログラムが開催されます。


ラーツ・シティ・オペラ「OPERA / WORKS」と映画「Evergreen and the Modern」は本年のフェスティバルのメインプロジェクト。


「OPERA /WORKS」は、オペラを形作る構成要素を「声楽」、「オーケストラ」、「台本」、「プロット」(構想)、「舞台背景」、「座席」、「聴衆」と7つに分け、それぞれを相互に関係する独立した芸術形式として取り上げることで、オペラという芸術を再認識することを目指すものです。この7つの芸術的なメドレーを通して、それぞれの要素が持つ価値に対する評価、それらが集まって形作られるオペラ、そして現代のオペラに当然と思われる様式について再考を促します。


画「Evergreen and the Modern」は都市の魅力を取り上げる実験映画です。アーティストであり映画監督であるエドガー・ホネットシュレーガー氏が東京、ロサンゼルス、ブエノスアイレス、ブラジリア、ウィーン、グラーツ等で撮影したもので、日本人アーティストの工藤雪香氏が出演、作家の多和田葉子氏が台本を担当しています。この映像は「OPERA/WORKS」の7つのカテゴリーの中で公開されます。その後、この映画は2006年のベルリン、カンヌ映画祭に出品、そして世界各国の映画祭を巡回する予定です。


会期: 2005年10月1日〜30日
会場: ヘルムート・リスト・ホール・グラーツ、グラーツ・オペラ座、他市内各所
   
主催: steirischer herbst
お問合せ先: Sackstraβe 17, A 8010 Graz, Austria
Tel:+43 316 81 60 70
Fax:+43 316 83 57 88
E-mail:info@steirischerbst.
URL: www.steirischerbst.at



「OPERA / WORKS」

 
コンセプト及び作曲: ピーター・アブリンガ−
映画「聴衆」: エドガー・ホネットシュレーガー
女優: 工藤雪香
「台本」: 多和田葉子
「舞台背景」: Ursula Musil
演奏: Recreation-GROSSES ORCHESTER GRAZ(アクト2)
Ensemble Zeitfluss Graz(アクト7)


スケジュール
日時 会場
アクト1 : 「声楽」 10月2日〜23日 ESC
 「声楽」では、広範囲にわたる街の現象を音声によって概観します。百科事典のような街と音のカタログ、36枚のCDとグラーツ市内の様々な場所での約400の録音からなる街の音のコレクションを作ります。それは街自体の歌声と言えるでしょう。


このコレクションは、アクト2「オーケストラ」の初演時の導入部分となります。
アクト2 : 「オーケストラ」 10月14日20:00〜
10月21日20:00〜
ヘルムート・リスト・ホール
 「オーケストラ」:10の絵画と11の間奏曲によるひとつの作品。Recreation-GROSSES ORCHESTRA GRAZの60人の器楽家のための空間と音の作品です。
アクト3 : 「台本」 10月1日〜23日
10:00〜18:00
ESC
 「台本」は音楽も歌も入らない、純粋な朗読として、独立したテキストとして表現されます。作者はハンブルグ在住の日本人作家、多和田葉子氏。ヘルムート・リスト・ホールのエントランスで朗読が行われます。この台本は、エドガー・ホネットシュレーガーによる映像のモノローグのベースとなります。テキストはドイツ語で書かれたものを多和田葉子氏自身が日本語に翻訳。映画の中では、工藤雪香氏がその日本語の台詞を使います。
アクト4 : 「プロット」 10月15日11:00〜18:00
10月22日11:00〜14:00
グラーツ・オペラ座
 「プロット」では、グラーツオペラハウスのひと組の部屋と時間の中で、完全な静寂とノイズという矛盾する2つの要素が周期的に繰り返されて表現されます。最大6人の観客のための、工藤雪香による10分間のパフォーマンス・インスタレーション。
アクト5 : 「舞台背景」 10月1日〜23日 グラーツのメインブリッジ
 型にはまった意識や知覚を取り去るために、市中心部の公共スペースに、街の慣れ親しんだ風景を通る大型の廊下を設置する予定。
アクト6 : 「座席」 10月1日〜23日  
 「座席」は可動式の36個の椅子を使った都会的なインスタレーションで、市内の様々な場所に設置されます。このインスタレーションを通して、公共のスペースと「聴く」という体験のつながりがどのように変化するのかを考えます。
アクト7 : 「聴衆」 10月15日20:00〜
10月22日20:00〜
ヘルムート・リスト・ホール
 シティオペラの最後の幕は、the Ensemble Zeitfluss Graz が飾る。「アートのユートピア」と題され、音楽と映像が交差する美しいプログラムで、2つの映像(映画「Evergreen and the Modern」)、2つのアンサンブルと2つの電子ピアノ(コンピューターによる自動演奏)による作品です。この幕では、ピーター・アブリンガーとエドガー・ホネットシュレーダー両氏によって、真の現代音楽と映画の革新的な実験によるジャンルを超えた広がりが生み出されることになります。グラーツ・シティ・オペラで提示される、形の定まった美についての研究は、私たちに「感覚の自覚」を豊かに伝えることになるでしょう。


「Evergreen and the Modern」工藤雪香
「Evergreen and the Modern」工藤雪香


映画「Evergreen and the Modern」
 
Enticement(魅力)役: 工藤雪香
音響: Peter Waldenberger
編集: Kurt Hennrich
スタジオマネージャー: Zeep Berensmayer
プロダクションマネージャー: Karin Tonsern
音楽: Peter Ablinger
台本: 多和田葉子
コンセプト、撮影、セット、監督: Edgar Honetschlager
参加者: 多和田葉子−台本
工藤雪香−映画出演/配役:Enticement(魅力)

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