| 詳細案内 |
三田村光土里 フィンランド巡回美術展 |
フィンランドでの新たなインスタレーション |
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| グリーン・オン・ザ・マウンテン, 2003 |
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−三田村光土里氏より− この夏から年末にかけて、私、三田村光土里の個展が、ヘルシンキを皮切りに、フィンランド国内の写真センターを巡回します。 展示作品は、2003年に東京都写真美術館で発表し好評を得た、写真によるインスタレーション作品「グリーン・オン・ザ・マウンテン」。たまたま手に入れた70年以上前のヨーロッパの家族写真からヒントを得て、一人一人の人生にとって写真とは何かを問い返すこの作品では、時代や国を越えて共感しうるテーマを伝えることを目指します。 フィンランドの現代写真は近年、高い評価と注目を浴びています。歴史的な接点は無いはずなのに、そのフィンランドの地で私の作品が受け入れられている理由のひとつは、フィンランド人の感性が、日本人にとても似ているからかもしれません。写真を通じて、より深くお互いの民族性を探る好機になることが期待されます。 私にとって、インスタレーションという行為は、どれひとつ同じものがありません。展示される造形物が同じであっても、生み出す空間は毎回変わって行きます。なぜなら空間は生き物であり、空間そのものが作品となるからです。そういう意味で巡回展というものは、私にとって、同じ作品の再現、再構築ではなく、毎回新しいインスタレーション作品を生み出す喜びを感じる機会であり、また繰り返す度に、その作品が成熟して行きます。 今回、「グリーン・オン・ザ・マウンテン」という、これまでの私の総括とも呼べる大切な作品を、フィンランド国内3か所で、滞在しながら巡回インスタレーションできることで、フィンランドで過ごす日常の新鮮な空気を私自身のなかで循環させ、またあらたなメッセージをインスタレーションに込めることができるでしょう。そして毎回、どんな新しい表情を作品が見せてくれるのか、作者の私自身が一番楽しみにしているのです。
関連企画
<ワークショップ概要> 巡回先のトゥールク市での展示(Photographic Center Peri, Turku 11月4日〜12月4日 )に合わせて、Turku arts academyの写真学科の4年生のクラスを対象に一週間のワークショップを行います。 ここでは、写真技術ではなく、特別な技術を持たないアーティストである私が、いかにして作品を創り出すのか。そのための想像力と表現力の養い方、テーマやモチーフの見つけ方、その暖め方を、体験学習を通じて学生にヒントを与えたいと思っています。学校での写真技術を学び終えようとしている学生たちが、表現者としての自分をどのように見いだして行くのか。遠い東の果てから来た、言葉も満足に通じない日本人アーティストの私だからこそ与えられる何かがあることを期待して望みます。 ワークショップは、特別な造形の技術を持たない私にとって、代りに自分の全てをさらけ出すという、全身全霊で臨まなくてはならない非常にハードな作業であり、またその数倍も大きなエネルギーを参加者からもらうことのできるライフワークのひとつです。
出品作家:三田村 光土里 (みたむら・みどり)
主催:写真ギャラリー・ヒッポリテ 助成:写真芸術家連盟(Union of Artist Photographers) 協力:ユミコチバアソイエイツ
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