1959年、フランス・アラス生まれ。パリ在住。
映画監督・写真家として、ヨーロッパだけでなく、中東や南アフリカ、アフリカ東部でも数多くの制作活動を行う。これまでの作品には、地中海地域の古代遺跡、シリアのユーフラテス川、アフリカのザンジバル、紅海やアラビア湾の港などの地域に向けられる彼の愛情が、色濃く映し出されている。また、ピカルディ地方における第一次大戦後の炭鉱地域の復興や、社会主義者アンドレ・ゴダンが実行したギーズにおける社会改良政策の様子など、さまざまなコミッションワークも手がけ、最近は、特に自らの故郷に興味を持ち始めたという。
どのような場所であっても、フォンテーヌが写真で人々の営みを表現することに変わりはない。ポートレートでもなく、風景写真でもない彼の作品は、被写体から遠すぎず、近すぎず、そして物語性だけで成り立っているともいい難い独特のものだ。作品の持つその絶妙なバランス感覚が、彼の表現姿勢を表していると言えるだろう。その表現姿勢とは、大きな出来事や1つの題材に偏ることなく、たとえ日常が単調で儚いものであったとしても、飽くことなく、日常の一瞬一瞬を記録していくことだ。フォンテーヌの記録は膨大な情報量であると同時に、私たちはその中に、日常が生み出す、驚くような偶然の連続を垣間見ることができるのだ。今回の撮影が、彼の初来日となった。
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| 作家年譜(抜粋) |
| 個展 |
| 2003 |
“Les jours s’en vont ”/ ギーズ(フランス) |
| 2003 |
“Affaires Maritimes”/ サナア・アデン(イエメン)、アスマラ(エリトリア) |
| 2002 |
“Portuaires”/ ドバイ・アブダビ(アラブ首長国連邦) |
| 2001 |
“Le Silence, ce vide ” / ソワッソン(フランス) |
| 2000 |
“Euphrate, le pays perdu” /
パリ(フランス)、ブラガ(ポルトガル)
ニューヨーク(アメリカ合衆国)、ダマスカス・アレッポ(シリア) |
| 1997 |
“Empreintes”/ パリ(フランス) |
| 印刷物 |
| 2000 |
『Euphrate, le pays perdu』(Actes Sud) |
| 1998 |
『Zanzibar aujourd’hui』(Karthala) |
| 1997 |
『Empreintes』(ADPF) |
| 1993 |
『Portuaires』(AIVP) |
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